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11月29日(土)お茶べり会交流会@堺市総合福祉会館のご報告です。
この日、母親6人、お子さん5人の参加でした。
最近大阪に避難されてきたママさんが初参加!
10月に母子避難されてきたばかりなのに、もう大阪でお仕事を見つけたそうです。
引越しの大変さや、避難することに反対されたり、新しい土地に慣れたりと大変な中、すごく前向きに行動している方で、大変なことをされているのに大変さを表に出さないような明るい印象の方でした。
交流会常連のママさん達が大阪で受けられる民間団体の支援情報をすごく丁寧に教えてくれていました。
避難者支援はここを見ればすべて分かります!というところがあまりないため、避難されてきた方はこういった口コミで情報を集めることになります。
「他にも自助団体があるよ!」とか「ここの子供向けのイベントは素晴らしいよ!」とか新しい避難ママさんが少しでも早く大阪に慣れるよう、身寄りのないこの土地で寂しい思いをできるだけしないようにとみんな必死に教えてくれました。
支援イベントはそれぞれ雰囲気などが違うので、この避難ママさんに合った支援が見つかったらいいなと思います。
子ども達はこの日、自分たちでプレイルームをお化け屋敷に改装!
お化け屋敷に参加するお母さん方の順番を決め、お化け屋敷の地図も作り、一人一人お母さんを手作りお化け屋敷に招待しました。
お部屋の奥にある宝物を取ってくればクリア!という仕組みらしく、地図の道順に沿ってお部屋を進むのですが、あちこちでお化けに扮した子供たちがお母さん方を驚かせます(笑)
お母さん方もサービスなのか本気なのか「キャアキャア」言いながら進んでいました。
お化け屋敷を最後までクリアしたお母さんには、子供たちから手作りの表彰状が手渡され、子供たちの企画力と行動力に驚かされました。
避難生活を続ける中で、子ども達にも親には言えないしんどいこともきっとたくさんあるのだろうけれど、こういった一面を見ると彼らなりに大阪での生活を楽しみ、新しい友達との関係を築いていっているんだなと感じます。
3時からは堺市で避難者支援をしているNPO法人み・らいずのスタッフさんお二人が交流会を訪問。
み・らいずさんは堺市から避難者支援の事業を受託し避難者相談窓口の開設や避難者向けのイベントを企画しています。
これまでのイベントへのお礼を伝えると同時に、どうすればもっと良くなるのだろうか?外出も出来ない避難者さんにも支援が届くのだろうか?と避難ママさんと真剣にお話しされていました。
避難者支援というのはいろんな事情で避難者の状況やニーズが拾いにくい性質があります。
私たち当事者も、他とコンタクトを取らない避難者さんがどんなことに困り、どんな支援を必要としているのか手探り状態な部分もありますが、しばらく連絡がないお母さん方にたまにこちらから連絡を取ってみたりとできるだけ声かけをするようにしています。
そんな時に拾った声を支援者の方々にお伝えできたらいいなと思います。
本当にしんどい人に、救いの手が届きますように・・・。
そんな思いでお茶べり会は活動しています。